※ 庭の修理です。この頃特によく感じることがあり、あえてメモに残すことにします。
Before 後ろ側
丘陵地に造成された住宅街。敷地いっぱいの大きな建物が並ぶ。
お茶人口が減り続ける日本で、狭い場所で工夫しつつ、熱心に稽古をされているお宅の「茶庭」の右半分。
塀に穴を開けて大きなガスメーターが正面に鎮座している。
右のコンクリート擁壁には、高さ0.6mの板石が21枚、モルタルで張り付けられ、さらにその上に高さ1.8mの「建仁寺垣」が乗っていたのだが(下のBefore手前側写真)、か細い六つ割の桟もろとも春の風で吹っ飛んでしまったそうだ。
「工務店下請けを避けて、わざわざ近くの結構大きな造園業者にお願いしたのですが…」
「前の業者にはもう頼みたくない。いったいどこに修理を頼んだらいいのか…」
かつて、通っておられた書道の師範宅で見た私の仕事を、思い出すまで時間がかかった
とおっしゃっていた。
↓ キレイに吹っ飛んだ建仁寺垣の跡。板石の腰張りが残る。
腰張の板石の内側には、75oの擁壁水抜き穴が3箇所隠されていた。腰張りされた板石をめくってコンクリの詰め物を取ると、止められていた水が勢いよく噴き出してびっくり!
しばらく止まらなかった
↓
浄土寺石の配置と浮かしたヒノキ60×30で、
水の流れる道を考えながら頑丈な骨組を組む。
↓
割竹、抑えを張り、お隣り側にはヒノキ板を張る。
竹は防カビ剤2度塗り、裏板塀には木材保護塗料。
↓
After
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