のびろのびろだいすきな木:小浜白石
2018-04-16


    


            みんなみんながすき
            ひとりひとりがいきをしているから
            おうきなおうきな木
            そらにむかっていきをしているよ


         「のびろのびろだいすきな木」 加藤勇喜作詩
           (NHKハート展主題歌 Ann Sarry作曲 2007)




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 有史以前から、大陸と繋がりを持ち、この国の文化や成り立ちに重要な役割を果たしてきた若狭。なかでも小浜市は山側に細かく伸びた谷に、古い縁起の社寺が無数にある不思議な地域です。

 そして近年、若狭は「原発銀座」として、何故か原発がない大都市の大量消費を遠距離送電で支えることを、強いられて来ました。
 その鯖街道ならぬ原発街道を走って、どうしても会いたかった木を、20年ぶりに訪ねました。
 行先は小浜の白石神社。
 道は広くなり、神社周辺もキレイに整備されていて、場所を間違ったかと思わず通り過ぎるほどでしたが、意中の椿は衰弱が目立つも、大きく腕を広げて森の中に立ってくれていました。





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樹齢1000年は軽く越えているだろう椿。成長はゆっくりの椿ですが、胸周りを測ってみたら、約235cmもありました。







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頑張って伸ばした広い枝一面、星空のように花をつけています。








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The camellia japonica trio とでも呼びたくなるような美しい椿たち。秀吉より前は、奥山まで広範囲に椿の森が続いていたそうです。今、誇らしげにそびえる巨大な椿は、この3本だけ。

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